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B.L.T ~ 木原音瀬

2006.08.18 *Fri
イタイ系は平気な性質なのですが、子供といたしてしまうお話は非常に苦手です。
中学生でギリギリでしょうか。
この物語の登場人物は、大宮雄介と北澤眞人。
当時中学生だった北澤を、サラリーマンの大宮が電車内で痴漢したことからストーリーは始まります。
気の強い北澤は大宮を見つけ出し、小遣いをせびったり大宮の部屋に入り浸ってみたりと、優位な立場を利用してわがままし放題の日々を過ごすようになります。
この痴漢と被害者の関係性は、一歩間違えば陰鬱な要素が多くを占め過ぎて、とても湿っぽいお話になってしまうかと思うのですが・・・そうならなかったのは北澤が意外と性悪な性格をしていたことと、大宮がこれまた意外と我慢強くて常識人だったこと。
逆に「なんでコイツに手を出しちゃったんだろう」と可哀相になったくらい。

ただ甘えたがる北澤に翻弄され続ける大宮。


この作品は山あり谷ありで、物語としてはとても面白く仕上がっているように思います。恋愛部分においても、すれ違いパターンがいくつか用意されています。
初めはただ自分の寂しさを埋めるためだけに大宮を利用していた北澤と、人生の全てを投げ打っても構わないと思いつめていた大宮。
その関係は数年後に逆転し、北澤は大宮を想い慕うようになり、大宮は現在の恋人・千博の手前、その気持ちを拒絶せざるを得ない状況になったりします。
しかし自分勝手な恋人に愛想を尽かせた大宮が別れを切り出そうとしたら、あてつけの様に自殺未遂まで起こされる始末で、もう後半はしっちゃかめっちゃか。
最終的に大宮は1年以内に全てを清算する条件で北澤に待ってもらう、というところで物語は終わります。
このハッピーエンド一歩手前でぶった切るのが木原クオリティ。
つか何も解決しないまま終わるってどうよ・・・と思いつつも、やっぱ好きだ~!

でも私がこの作品を特に好きな理由は、他にあります。
それは大宮が北澤を初めて抱くシーンなんですが・・・普通のBL小説なら気持ちの通じ合った2人が結ばれるんだから、受けちゃんが初めてであろうが何であろうが、ラブラブのHシーン突入のはずなんです。
しかし北澤は『どうしてこんなことして、平気で街中を歩いてんだよ。ちきしょう』と言い、『恥ずかしくて、かっこ悪い・・・』とも言います。
こりゃまたリアルな言葉だ、とびっくり。

北澤にしてみれば大宮のことは好きだけれど、女を抱いたこともなくましてや男を抱いたこともない。それどころか男の自分が、今まさに男に抱かれようとしてるんですから、混乱して当たり前なんですよね。本当は。
そういうデリケートな部分を、木原さん特有の定石ではない着眼点と表現力でもってガツンと見せ付けられるもんだから、この人ってホント曲者だなぁと思えて仕方ありません。
また別シーンで、女の子とではなくなぜ男とセックスをするのか、という大宮の問いに北澤は『二人目の俺みたいな子どもは絶対にできないって思ったからかな』と答えてます。
それって北澤が、自分自身を愛してないということですよね。
ここに彼の一生埋まらないであろう悲しみを見たような気がして、ちょっと切なくなったりしましたですよ。
忘れた頃に抉ってくるんだよなぁ~、木原節!

ちなみにタイトルの「B.L.T」とはベーコン・レタス・トマトだけのシンプルなサンドイッチのことです。大宮が作ることの出来るのは唯一これだけで、文句しか言わなかった千博ですら美味しいといった代物。
北澤も大宮のお手製を食べたがっていました。
でもどうしてこれがタイトルになったんでしょうか。ちょっと謎。
大宮と北澤と千博をつなぐものだから?
三角関係とかけてるの?
幸せの象徴?
分からん!

しかしこういう作品を読むたびに、色々と考え込んでしまい、しばらく頭の中がぼうっとするので困ったものです。
幸せなんですけどね♪
COMMENT (8) 

COMMENT

乱菊さん、こんばんは!

BLTって、「ベーコン・レタス・トマト」の略だったんですかっ!何かなぁと思っていたのですが、そうだったんですね。おもしろいです。

あいは実は・・・大きな声で言えませんが(言ってるってば)、子供といたすお話結構萌えなんです(照)なので、「甘い生活」にはくらくら~~~っときてしまいました。

BLTは中学生なのですね。うむむむ、これは読まねばなりません~(^^)。

このごろ、木原さんばかり夢中で読んでいます。寝ても覚めても木原さん(笑)。

乱菊さんの記事の中のイラストの写真、いつも思っているのですが、美しいですね。

お邪魔しました。
2006/08/19(土) 00:02:16 | URL | あい #5ddj7pE2 [Edit
ええ、そうなんですよ。
ちょっとショタが苦手です。
けれども木原さんの書くものなら全て読む!と決めてます。
「甘い生活」などは、おいおい淫行じゃないかよコレ~、と思いつつ読んでました。
「POLLINATION」もギリギリでしたね。
あと「こどもの瞳」も心が子供だから、犯罪っぽかった(笑)

画像はですね・・・いいかな~いいよね~といった感じでこっそり(?)載せてるつもりです。はは。
いちお検索よけはしてるんですけどね。
スキャナなんて持ってないので、デジカメで撮ってちょっと加工してます。
こう文章だけでは表現しきれない部分もあるので、イメージも欲しいなぁと。
基本的に悪意もないし営利目的でもないので、見逃してね!と心の中で土下座はしてるんですがヽ(´Д`;)ノアゥア
なので画像でも楽しんでいただけたら幸いです♪
2006/08/19(土) 00:57:48 | URL | 乱菊 #pMXl.iIs [Edit
乱菊さん、こんばんは!

乱菊さんの感想を読んで、さっそくBLT読みました。

それからもう一度、感想を読んで、何度もうなずいてしまいました。

北澤の「二人目の俺みたいな子供は絶対できないと思ったからかな」という言葉には胸がずきんとしました。自己否定の極致ですよね。切ないです。。。

木原さんは、さり気なく胸にぐっとくる場面があるのが素敵です。そんなに切なくないはずの場面でも、涙がこみあげそうになったりするのですが、やっぱりそれは切ないシーンなのかなぁ、と思ったり。(すみません、意味不明で)

画像、デジカメで撮ったものなんですか。すごくきれいです~。イメージって大切ですよね。本を読むとき、挿絵が美しいと、結構それだけで萌えられます(笑)。
2006/08/19(土) 21:05:03 | URL | あい #5ddj7pE2 [Edit
こんばんは♪
木原さんの文章や言葉って、本当にどきっとしてしまう時がありますよね。
でもそこが人によっては好みじゃない・・・という場合もあるかもしれませんよねー。
中にはわざわざリアルな負の感情を読んでも、疲れるだけで娯楽として楽しめないという人もいるのかなぁと思ってます。
でもそれは読者が物語に求めるものの違いだと思うので、当たり前ですよね~。

だからこそ私は木原さんが好きです。
そこそこ多くの人に受けようと思えば、それらしく書けるはずなのに、あえて逆行くその潔さ!
だからいったんハマると抜け出せないんですよねー。
私もあいさんも。そして多くの信者たちも☆
2006/08/20(日) 00:16:21 | URL | 乱菊 #pMXl.iIs [Edit
早く読みたいです!
乱菊さん、こんばんは!木原信者の1人のmikuです(笑)!

この本、ちょっと前に手に入れて、その後もいろいろと木原作品を購入したので、まだ未読なんですよ!でも乱菊さんのこの感想を読んで、次はこれを読みたいと思います!あ、その前に同人があったわ。じゃ、その次に(おい)!

乱菊さんの感想、まだこのお話未読の私でも「そうそう!そこが木原さんの魅力なのよ~!」とうなずいてました!

また読んだらコメントしに来ますね~!
2006/08/21(月) 00:35:22 | URL | miku #- [Edit
おはようございますです、mikuさん♪
私も入手ずみで、未読のものがいくつかありますよ~。
一応読み終わったものでも、あまりに先を急いでしまっているために、細部を吟味していない状態です。感想を書く時に落ち着いて見直すんですが、好き過ぎてそれもしたくないような。
例えるとあまりに男前過ぎて、チラ見は出来るけど直視できないような感じ(なんじゃそりゃ)。
木原さんのものは大体読んだつもりですが、自分の中で本当に消化出来ているのは、多分記事にあげているものだけのはず。
時間がかかってもいいので木原作品は全感想を書いてみたいなあと思ってます。
2006/08/21(月) 08:20:26 | URL | 乱菊 #pMXl.iIs [Edit
乱菊さん、こんばんは~!
やっと読破し、再度コメントにうかがいました!次にこれを~とか言いながら、いろいろと寄り道して、遅くなりましてすいません(^^;

いや~、よかったですね!最初はもう、犯罪じゃん、コレ!!!って感じで、どうなることやら~(@_@;って思ったんですが、最後にはにんまり・・・(^ー^)bでした!

身も心もコドモだった北澤の成長に嬉しくなり、再会後も大宮に微妙な恋心だったのが、いつのまにかメロメロになっちゃって、今度は待つ立場になってたのが、もうもうもう(>▽<)
しかし、千博やっかいでしたね~(^^;1年で何とかなるんでしょうか。高野と一緒にがんばっていただきたい。

何気ない一言にはっとさせられ、そのニュアンスを掴み取り切なくなる・・・やはりたまらないです、木原さん。
2006/09/17(日) 20:58:25 | URL | miku #- [Edit
読破しましたかー。
木原作品に多いんですよね。
初めは追われていたのが、最終的には追っているパターン。しかもメロメロ。
私も好きなんですよねぇ~。
(初め追っていた方に対して)報われたなぁ君・・・と感慨深くなってしまうので。

高野で大丈夫なのかなあ・・・という不安もあるのですが、頼むから大宮と北澤を早くくっつけてあげて!
しかしあの粘着具合では1年じゃ無理だと思うんですが。
最後の最後まで前途多難なカップルだなぁと思いましたよ。
2006/09/18(月) 01:42:57 | URL | 乱菊 #pMXl.iIs [Edit

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ある日突然BLに目覚めてしまった初心者腐女子の萌記録。
ただいま腐女子4年生。

レビューは最近b_88_31.gifさんとこで書いてます。
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