07
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
<< >>

スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

徒花 ~ 水原とほる

2007.02.20 *Tue
最近、水原とほるさんにハマりかけているので、既刊のものを数冊購入してみました。
さあどれから読もうかと迷いつつ、またまたlucindaさんのオススメ『徒花』をチョイス。
mikuさんオススメの「青水無月」は近親相姦モノだったので、つ・・・次にしよ・・・。
「窓」の時も思ったのですが、この方のタイトルのつけ方はとても好きです。
今回も読み進むにつれて「徒花」の持つ意味と登場人物たちの人生が重なり、何とも言えず切ない気持ちになりました。
ちなみに「徒花(あだばな)」とは・・・

・咲いても実を結ばずに散る花。むだ花。
・季節はずれに咲く花。
・はかなく散る桜花。あだざくら。

ヤクザものか~!と実は敬遠してました。


サラリーマンの佐伯和彦は、高校時代に想いを寄せていた赤澤修と、偶然に9年振りの再会を果たします。
赤澤は暴力団の構成員となっていたのですが、この機会を逃したくなかった和彦は、半ば強引に赤澤との接点を持とうとし、せめて友人でもいいので彼の傍にいたいと願うようになります。
表紙イラストを見たときは、うわ~弱そうな受けちゃんだわと思ったのですが、意外や意外。
すごく積極的で、精神的にオトナでした。
片や粗暴で強引な赤澤は、実は押しに弱く子供っぽい面があり、それは普段の力関係とは全く逆になるので、素のふたりというのはくすぐったいような甘~い雰囲気が漂ってましたね。

そして体を重ねるうちに、やはり友人などではなく恋人になりたいと貪欲になってしまう和彦。
その心情がモノローグで切々と綴られてゆくのですが、これがまた細やかでいて情熱的。
赤澤を欲しがる心の描写や台詞も非常に生々しく、こりゃまた素敵な作家さんに出くわしたなあと、私は静かにほくそえんでおりました( ´ー`)

完全にヤクザとイロですね・・・。
DSC0053002.jpg

エロもこの方、半端じゃないです。
木原さんのCOLDシリーズもDVがなかなかえげつなかったですが、レベルというか質が違いましたよ。
その辺りを受け付けられない方は、水原さん読めないと思います。
終盤、酔った赤澤が漏らした麻薬取引の情報を、彼のためだと信じて和彦は警察に密告するわけですが、これが猛烈に赤澤の怒りを買ってしまいます。
まあそりゃそうだよな・・・。

その為に和彦はおとし前をつけさせられるのですが、ここからがスゴイんです。
苦手な人は本当に注意です。
レイプに注射にフィストにエネマと、陵辱の限りを尽くされる様子は読んでいてもアイタタタ~!となっちゃいます。
フィストは途中で赤澤が止めましたけども、けども、けども・・・(つд⊂)オウ

紆余曲折を経て、赤澤は和彦のために組を抜ける決心をしますが、その代わりに最後の奉公として身代わりで服役することになってしまいます。
その直前に赤澤が残していった短い手紙があるんですけども、これが素朴ですごく胸にズシンとくるんです。はい。
そこには赤澤の苦悩・決意・戸惑いの気持ちが、飾らずそのままの言葉で綴られており、最後は「そばにいてくれて嬉しかった」という言葉で締めくくられています。
まあこの時点で水原祭りを開催しようと決意したんですけどもね。ええ、ええ。

坊主頭になっても、ますます侠気溢れるアニキ。
DSC0053101.jpg

和彦と赤澤は確かに徒花ではあったけども、ふたり共に行くことで、そして互いに互いを必要とし合うことで、徒花ではない存在になり得たのではないかしら。
何の実がなったのか・・・それは言葉にするにはあまりに陳腐なので割愛しますけども。
『人のためになれないのなら、せめて人の害にならずに生きていきたい』
高校生の頃からそんな事を思いながら生きてきた男がやっと掴んだ幸せに、おばちゃんちょっと泣きそうになったよ。もう。

ケツの痛みも忘れるくらい、とっても素敵なラブストーリーでしたよ♪
大満足でした。
COMMENT (6) 

COMMENT

はい、続けてお邪魔しております。毎度すみません。

ああ、「徒花」、気に入っていただけてよかった(わたしが書いたワケでもないくせに)……いや、vivian先輩は、例の、赤澤の和彦に対する報復の場面が、どうしても受け入れられなかったらしいので、オススメしたものの、ドキドキしていたんです。

ほんと、赤澤の手紙は、わたしも読んでいて「うわーっ」と思いました。あの手紙は、赤澤の和彦への気持ちが凝縮されてる感じがするなぁと。
ヤクザものをいろいろ読んでいるくせに、「カッコいいヤクザ」に、まだちょっと抵抗があるのですが、この作品は、へんにヤクザをカッコよく書いていないところがとても好きです。ラストも、無理矢理ハッピーエンドにした感じじゃなく、でもそこはかとなくハッピーで、よかったなぁ…と。
ああああ、なんかちょっと語ってしまいました(恥)。長々とおじゃましましたー!!
2007/02/21(水) 01:35:19 | URL | lucinda #- [Edit
こんばんは!

確かに水原さんのタイトルはどれもステキですよね~!大体単語ですよね。しかも「この単語ってどういう意味だろう・・・なるほど!」的な。

水原さんの暴力シーンはほんと痛いですが、今回もキツかったです。精神的、状況的に、いつも以上に・・・(;_\)いつも大概のはイケるんですが、今回思わずページを確認しましたね。まだこんなに続くのかよ!?みたいな。思わずチラ見的読み方。あんなプレイがあるなんて、知ってしまってよかったのか・・・○| ̄|_

水原さんのとことん鬼畜なヤクザの中でも、今回ちょっと違うヤクザでした、赤澤。

なんか私のレビュー、辛くて申し訳ないです(^^;でもそれはそれで好きなんですよ、水原さん作品!

わ~い、水原祭りだ!!!乱菊さんのツボにハマるなんて嬉しいです♪
2007/02/21(水) 23:31:46 | URL | miku #- [Edit
こういう感想を読むと、コンプした事を後悔?するんですよねー。
木原さんの精神的な痛さは耐えられるのですが、肉体的な痛さはダメなんですよ~~~
(ノд・。) っ どうしよ…こわいよ…えぐえぐ。
だって、水原さんって表紙からしてJUNE風味が漂っているんですもの。
今の精神状態ではかなり無理そう。

とりあえず、okapi積読山脈の地下深く、マントル周辺に埋めてみます。
2007/02/21(水) 23:36:00 | URL | okapi #EVikbUfY [Edit
>lucindaさん
この作品は例のあのシーンが強烈なので、そこでダメだ!って思ってしまう方も多いでしょうね・・・。
確かに私も読みながらおおおおっっとビックリしてしまったのですが、lucindaさんも書かれているようにギリギリのところで止めたんだから、とりあえずは良しじゃないかしら、と思ったりしてます。

ヤクザものは正直あまり好きではなかったのですが、今回に関して言えばヤクザ男のお話というよりも、赤澤という人間の人生を垣間見た、そんな感じです。
あくまでヤクザは二次的なもので・・・。
それに確かに万々歳じゃないですよね~。
けれどもそういう雰囲気の方が逆に生々しくて、心に残るというか。
和彦視点でモノローグが多かったこともあり、とても叙情的で私好みでした。
水原さん、全部よむぞー☆
2007/02/22(木) 17:07:38 | URL | 乱菊 #pMXl.iIs [Edit
>mikuさん
いやーハマっちゃいましたよ、水原さん。
内容は過激だったりするんですけども、文章というか心情風景を語る言葉や表現方法がとても好みです。
しかしあのプレイにはどびっくり。
私も目が点になりましたよ。
新たな世界を知ったわ・・・。

それぞれの感想はそれぞれにあって当然ですよ~っ。
みんな同じならつまんないっす!
でも意見が割れる作家さんほど、ハマればすごいのめりこんじゃうんでしょうねえ。
たいていマニアックなはずですから(笑)
私はずっぽりいきそうです。
今日からはまた新しい水原さんを読み始めてます☆
2007/02/22(木) 19:34:09 | URL | 乱菊 #pMXl.iIs [Edit
>okapiさん
肉体的には・・・ものごっつい痛いですよ~。
いま水原作品3冊目に入ってますが、もれなく受けちゃんは無体なことをされてますね。
でも愛があるはず、そこにはきっと・・・うん多分。
マントル周辺かあ~!
早く掘り進めて下さいねっ。

でも精神的(もしくは体力的に)におちているときはやめたほうがいいかもです。
私もそんな時に「リベット」を読んだのですが、本当にどーんとなっちゃいました。
けっこうくるものがありましたね。
ちょっと元気になられたらそろりと頁を開いてみてください♪
2007/02/22(木) 19:41:09 | URL | 乱菊 #pMXl.iIs [Edit

Comment Form


秘密にする
 

ブログご案内

乱菊

語ってる人 : 乱菊

njustaway.gifjustaway-gold.gifjustaway-silver.gifjustaway-gold.gifjustaway-darumaotoshi.gif

ある日突然BLに目覚めてしまった初心者腐女子の萌記録。
ただいま腐女子4年生。

レビューは最近b_88_31.gifさんとこで書いてます。
ここではもっぱらニッキとかメモとか覚え書きばかり。
タイトルに偽りありです。
ほんとすいません。


⇒ ☆ 購入 ☆
⇒ ☆ レビュー ☆

※リンクフリーではありません。
また全ての相互リンクをお受けするわけではありません。



BLに目覚めて



カレンダー

06 ≪2017/07≫ 08
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



カテゴリーメニュー

Plug-in by
@激安・割安・おすすめ商品@



プルダウンリスト



コメントありがとうございます♪



イラッシャイマセ


アクセス中♪



ちょっとええ言葉

砂漠が美しいのは
どこかに井戸を隠しているからなんだよ



アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
(フランスの小説家)



レビュー1000本ノック計画

【258本目】←ちるちるレビューへ

※下記はちるちる未レビュー含む最近読んだ本


乱菊の今読んでる本



ページ内ランキング



早起き生活

早起き生活
Powered by 早起き生活



Copyright © モエガタリ All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ (素材:ふるるか) ・・・ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
ブログパーツ